鑑定日記 岡山編

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新幹線で岡山へそこから伯備線で1時間、静かな町であった。宿泊するホテルは、駅近くの「みよしや」と言うところで、昔からの歴史ある旅館でロビーに写真が飾ってあったが現在はホテルになっている。
町に着いたのが夕方になったので今晩そこに泊まり、明日の明るい時に鑑定する約束であった。翌日依頼人を訪問しさっそく依頼品を見せてもらった。それは簪(かんざし)であった。依頼人は値打ちが分からないので2~3万のものなら次の跡継ぎさんに上げる必要がないのでと、相談されたのである。鑑定結果は100万円でも買えないもので、大正時代の作品と推定され、18金の耳掻きに珊瑚の20ミリ玉がセットされていた、珊瑚の品質は桃生地が使用されており、現在では、ほとんど取れない上質のものである。この簪がなぜここにあるか興味があったので尋ねたところ、珊瑚の持ち主は、以前皇室に出入りしていたことのある方、と言われ「やはり」とうなずいたのである。珊瑚については、テレビの時代劇に町人の娘がしている場面がありますが、あれは珊瑚ではなく鳥の骨を染めたものであるとの説があり、お姫様しか出来ない「かんざし」に憧れがあったと思われます。
そのくらい珊瑚の上質のものは価値があり値段よりも、現在では買うことすら出来ないのです。日本でも過去に潜水艦で珊瑚を取った(東京宝町の某商社)と言う記事があり採取は難しいのです、
と言うわけで私の鑑定の旅も無事終わったのでありました。次回(香川県某市)をお楽しみに。